ビタミンA
ビタミンAは、レチノールとカロチンの2種類に分けられ、視力や眼精疲労によい栄養素...
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ビタミンAは、レチノールとカロチンの2種類に分けられ、視力や眼精疲労によい栄養素です。
レチノールはレバーなど動物性食品のみに含まれ、ビタミンAとして働きます。摂りすぎると肝臓に蓄積され、頭痛・発疹・脱毛・疲労感などを引き起こす毒性を持っています。
そのため、ビタミンAは緑黄色野菜からカロチンのかたちで摂ることが望ましいです。
レチノールは妊娠初期に摂りすぎると胎児の奇形の原因にもなります。
カロチンは植物性・動物性食品の両方に含まれ、体内で必要に応じてビタミンAに変わり、残りは抗酸化物質として働いてくれます。
カロチン(ビタミンA)は油溶性なので、油といっしょだと吸収されやすいです。
油のない場合のビタミンAの腸菅での吸収率は30%ぐらいですので、にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜は油炒めにして食すると良いですね。
サプリメントでビタミンAを摂るときは、牛乳など脂質を含んだものを胃のなかに入れておくと良いです。
ビタミンAを多く含む食品には人参、ほうれん草、ブロッコリー、モロヘイヤ、西洋かぼちゃ、コマツナ、牛乳、レバー、うなぎ、ひじき、すいか、柿等があります。
ビタミンAには、
◇夜盲症(鳥目)、眼精疲労、視力低下を防ぐ
ビタミンAが目の網膜にある視紅(ロドプシン)という光に反応する物質を作っている。
◇皮膚や粘膜を強くし、うるおいのある肌にする。
老班や鮫肌をなくす。外用すれば、にきびなどの皮膚表面の潰瘍の治療の役立つ。
◇免疫細胞を活性化し、がん細胞を抑制する。
というような効用が期待されます。
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